高校の時のお話です。
ある日の化学のテストの時間。
突然、火災報知器のベルが響きわたりました。
どうせ誤動作だろうと、誰も気にしていない様子。
テストが全然分からないので、ボーっとしていると、
突然、”体育館で火災が発生しました!直ちに避難してください!”
とのアナウンス。
みんなで大騒ぎしながら教室を出ると、なぜか、みんな帰る様子。
友達と帰ろうと言うことになり、ロッカーで靴を出していると、
なぜか背中の方から熱い風が来るのです。
あれ?と思い後ろを振り返ると体育館が火の海に包まれていたのです。
しかも、やじうまの生徒を、校長が止めている状態。
避難訓練でやったみたいに、みんなで集まって点呼とかしないとマズイんじゃ?
と思いつつ帰りました。
次の日、新聞を見ると、”**高校、体育館全焼”の文字が・・・。
しかも記事には、”生徒は教師の誘導により、円滑に避難した”と。
うそつけ!みんな勝手に帰ったんだよ!
と、思ったのでした。