小学校の時に泊まった旅館での出来事です。
夕食後、テレビを見ることになりました。
100円を入れてみるヤツだったので、友達が100円を入れました。
ところがお金を入れてもいっこうにテレビは映らないのです。
おかしいと言って友達がテレビの横を見るとコンセントにプラグが
ささっていないことに気づきました。
そこで友達がプラグを差すと、私たちは幻想的な光景を目にすることが出来ました。
なんと部屋の中で、花火の”ナイアガラ”が起こっているではないですか!n_tv
勢いよく火花が吹き出し、私たちは気が動転しています。
しかし当の本人は、テレビを背に私たちの方を向いているので、
事態にまだ気づいていません。
私たちのひきつった表情を見て、テレビの方を振り返った友達は、
”ギャー”といって、プラグを抜きました。
部屋の中は焦げた臭いに包まれています。
火花は50センチ、20秒間は吹き上がったでしょうか。
旅館の人を呼んできて事態を話すと、
”またか”と一言。
”だったら置いとくなよ”と私たちは思いましたが、
おじさんは見事に修理して、帰っていったのでした。
また火花が吹いたら、
”またか”で済ますんでしょうか。