高校の時のお話です。
ある日、友達が午後の授業をさぼると言って、帰ってしまいました。
昼飯を食べ終わり、友達としゃべっていると、たたんで置いてある制服が目に入りました。
その制服を、帰ってしまった友達の席に置くと、まるで漫画で車にひかれたキャラクターの様ではないか!(ペラペラの意)
友達が「○○がいるように見せかけようぜ」といいだし、
早速みんなで、制服にジャージを詰め込むことにしました。
一人分では足りなく、3人分は詰め込んだでしょうか......。
一歩下がって見てみるとまるで、眠っているようではありませんか!
ここまでくると、みんな興奮しだし、誰も止められない状態です。
教師の視線で見るためには、やはり教卓からだろうと、友達が教卓のところに行きました。
「体は完璧だけど、足と頭がないのは不自然だよ」
それもそうだなと、足にはサッカーシューズを履かせました。
後は頭だなー、みんなで頭を悩ませていると、近くにヘルメットが転がっているではありませんか!
(うちの高校はバイク通学が認められているんです。)
試しにヘルメットを机に固定し、教卓から眺めていると・・・・・、
お笑い的には最高なのですが、出席している様に見せかけるには、あまりに”派手”なのです!!!
みんなで大笑いしながら、ちょっと大きめの教科書を机に立て、もう一度見てみると、
もう完璧!そこには昼寝をしている、ちょっとだけ頭の大きな青年がいるだけではありませんか!
笑いをこらえながら、いよいよ授業が始まりました。
先生が入ってきて、出席確認が始まりました。
あたりを見回し、先生は一言・・・・・・・・・、
「休みはいないなっ!」
みんなで一時間笑いをこらえていた授業でした。