小さい頃住んでいた家は、道路を挟んで電車が走っていました。
小学校の頃は、よくフェンスを越えて線路の横にある土手のような所を
歩いていました。
ある日、友達とそこを歩いていたのですが、2メートルぐらいの段差を飛び降りることになりました。
友達は、平気で飛び降りるのですが、私は怖くてなかなか飛び降りることが出来ません。
ふと辺りを見渡すと、傘が落ちているではありませんか!
私は、アニメでよくありがちな”傘をパラシュート代わりにしてふわふわと降りる”やつを連想し、傘を手に、思いっきり飛び降りました。
その瞬間、傘は台風の強風にあおられたごとくn_palasol反対側にめくれ上がり、傘は無意味な物となってしまいました。
勿論、私は急降下。
バランスを崩し、危うく電車がひっきりなしに走る線路の上に、転落するところでした。
そんな私は子供心に、「テレビのうそつき!」と思ったのでした。