いやー、あれは私の心の中に封印したはずだったんですけど。
私は実家に帰るとき大抵新幹線で帰ります。
(青春18切符で各駅停車で帰ったこともありますが)
ところが、大学2年の夏、何を思ったかスクーターで帰る決心をしたのです。
東京-仙台間、その距離350キロ。
ただ、お金がかからずに済むという理由なんですけどね。
私の計画性の無さのせいで、前の日は徹夜してました。
そして、朝の4時に出発。
国道6号線を終点までひたすら走り続ける旅。
ちなみに、国道6号線というのは東京から仙台までの海沿いを通っています。
雨が降ってはかっぱを着、腹が減ってはカロリーメイトを食べると言う旅でした。
初めは、辺りを観光しながら帰ろうと思っていましたが、
数時間もヘルメットをかぶっていると、
ペチャンコになった自分の髪型を想像するととても・・・。
さらに、前日の徹夜がたたって腰が折れそうです。
途中、ガススタで茨城弁で話しかけられ困ったり、
福島で海水浴の呼び込みに引っかかったりと
まあ、色々あった旅でした。
結局、家に着いたのは昼の1時。9時間ですね。
片道の経費は1000円!
しかし、帰りもあるのかと思うと、気の重い実家での生活でした。
帰りは国道4号線をひらすら走り、夜中だった為か7時間で着きました。
ここまでだったら良かったんですが、いらないおまけがついてきました。
数日後、スクーターが壊れていることに気づきました。
過酷な旅に耐えられなかったのでしょう。
修理代に2万取られ、新幹線で帰るよりも高くついてしまいました。
こんな事書いてたら、今年の夏もスクーターで帰りたくなってきた。
まずい、まずい。